回復記録

【実体験】淀川キリスト教病院での脱ステロイド入院してみて思ったこと

こんにちは。ココです。

『脱ステロイドで入院治療って何するんだろう?』

『脱ステロイドで入院したら治るのかな?』

『入院費用って高いのかな?』

こういった疑問に、お答えします。

記事の流れ

  • 私が入院を決意した理由
  • 淀川キリスト教病院を入院先に選んだ理由
  • 入院先(淀川キリスト教病院)での脱ステロイド治療内容
  • 入院先での食事(写真あり)
  • 入院後の皮膚の変化
  • 脱ステロイドで入院はおすすめ?

私が入院を決意した理由

私は2017年10月に、大阪の淀川キリスト教病院に2週間入院していました。

入院した理由は、微熱が毎日続いていたことと、1人で脱ステと闘うことに限界を感じたからです。

脱ステ開始して1年4ヶ月の頃でした。

良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、1番辛かったのは毎日の微熱でした。

体の倦怠感が続き、やる気もエネルギーも湧かず、いつ治るのか分からない先の見えない状況の中、精神的にも限界を感じていました。

私の場合、サポートしてくれる家族もいなかったのでこのまま1人で闘うよりも、入院したらサポートを得られるかもしれない…そう思い切って入院をすることを決意しました。

淀川キリスト教病院を入院先に選んだ理由

大阪で脱ステロイドで入院となると、おそらく1番有名なのは阪南中央病院かと思います。

ただこの病院はアクセスが少し不便なことと、家からとても遠いこともあって、選びませんでした。

ステロイド治療と、脱ステと両方対応していて(とはいえステロイド使う気はさらさらありませんでした)、家から近かったこともあり、淀川キリスト教病院を選びました。

主治医は中村 敬という50代くらいの皮膚科医でした。

入院先(淀川キリスト教病院)での脱ステロイド治療内容

具体的な治療内容についてですが、色々何か治療法があるのかなと思っていたのですが
結論は、これといって特別な事は何もされませんでした。

主治医は、アトピーはメンタルが大切
ただリラックスして、日々のストレスから解放し、できる限り自分がアトピーということを忘れるような環境に置くことで、皮膚状態が良くなるという考え方でした。

入院しても、ステロイド使わないんだったら、とくに何もしない。

食事もこだわりはないようで、病院食をきちんと食べ、おやつは食べるな。とだけアドバイス。

あとは、規則正しく病院のスケジュールに沿って早寝早起きをし、1日1回紫外線療法を行います。

紫外線療法は、2週間ずっと受けましたところ、少しだけ肌のキズがカサブタになる事と
気持ち皮膚の赤みが引くといった変化がありました。

入院先での食事(写真あり)

入院して初日の朝ごはんが、マーガリン、ショートニング、その他添加物まみれのパンに、牛乳、アセルスファムKの甘味料で味付けされたヨーグルトだったのには、びっくりしました。

となりのベッドの糖尿病患者のおばあちゃんは、その朝ごはんを平然と食べてたのには、皆の食品添加物に対する無知さにゾッとしました。

これに関しては栄養士さんと相談し、せめて乳製品と、小麦製品なしのアレルギー対応食に変えてもらいました。

『病院って良くなるための食事を作るべきなのに、なんでこんな添加物まみれの食事を出してるのか?』と尋ねると、栄養士さんも、言いにくそうに
日本の食品事情ではなかなか添加物ゼロで食事を提供することを打ち明けてくれました。

日本は世界で1番農薬を使用し、ヨーロッパが20種類しか国として添加物を認めてないのに比べて、日本は300種類という世界一の添加物大国でもあります。

病院食の一部です。


ドレッシングは植物油脂やその他添加物が入っていたので自分でオリーブオイルと海塩で味付けしてました。

お味の方は、病院食なのでとても薄味です。

タンパク質がゆで卵1個なので3グラムほどしかとれません…

脱ステしていると皮膚再生にタンパク質が必要なので、1日100グラムを目標にしているわたしは、1食あたりだいたい20から25グラムのタンパク質を摂取する必要があるので

自分でヨーグルトを足したり、プロテインドリンクなどでカバーしていました。

入院後の皮膚の変化

2週間の入院の後、微熱がない日々が増え、皮膚は少し改善しました。

病院での人と接することであったり、また日当たりがとても良く日光に当たる時間がぐんと増えたこと

あとは一日中寝たきりしてても、周りの患者も一日寝たきりなので

そのことにたいして罪悪感がなくリラックスできたことがとてもプラスに働いたと感じました。

とくに日光に当たる事は、皮膚改善にとてもいいなと思います。

脱ステしてると肌を見たくなくて明るい場所避けたりしてたんですが日光は絶対浴びた方がいいですね。

元気になり、前向きになれますし、ビタミンDも生成されます(^^)/

入院中、UVB光線を当てるナローバンド(紫外線治療)に関しては

不思議と皮膚の落屑が少しへりかゆみも気持ちマシになりました。

だけどこれは根本治療ではないですし、退院したら、やらないと思います。

脱ステロイドで入院はおすすめ?

主治医と話してても、脱ステの治るメカニズムはハッキリと分かってないと感じたこと、

そもそも脱ステやアトピーに対する治す情熱や、患者の気持ちに寄り添う心も感じられなかったこと、

総合的に、この病院に脱ステロイドで入院するのはうーん…といったところかもしれません。

食事や栄養がどのように脱ステに影響するかは、医者より勉強している患者の方が詳しいくらいかと思います…

(そもそも西洋学の医者は、栄養学は学ばないですしね。。)

とはいえ、結果的に

熱が引いたことが大きく、入院前より確実に元気になりました。

私みたいに1人で脱ステと向き合わないといけないケースではなく、周りにサポートしてくれる人がいたり

食事を面倒見てくれたり、日光浴びれる環境であるならば、わざわざお金払って入院する必要はないかなと思いました。

以上、参考になれば幸いです。

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