目が合えば、皆ニコッと微笑む。
道を聞けば、知らなければ周りの人にわざわざ聞いてくれる。
そして、その周りの人たちも皆知り合い同士。近所付き合いがとても密着してる。そして皆笑顔がとても美しい。
一方で、物乞いの子たちも多かったマニラ。
目を合わせるな、無視しなさいと言われていたけど、後ろ髪引かれる思いで10回以上も無視し続けて、やっぱり耐えられなくなって、最後にI’m hungryとわたしの元にやってきたボロボロの服を着た5歳と4歳くらいの男の子と女の子に、飲み物とチキンナゲットを買ってあげた。
そしたら、どこからか次々と子供がやってきて最後は7、8人くらいになった。皆、私に、マミー!マミー!これ買ってー!とコンビニ内を走り回る。
最後はどこから来たの?名前何ー?と興味津々に話しかけてくる子供たち。
でも、一番最初のお腹すいた、と今にも消えそうな声で眉毛をこれでもかというくらいハの字に曲げた顔、出会ったストリートキッズたちの悲しそうな目は忘れることができない。
子供には、お金の心配したり、あんな風に悲しそうな顔させちゃいけない。。
お金をあげること、ものを買ってあげることは、その場かぎりの一瞬で、本質の助けにならないことはわかってる。だけど、その子供がもし自分だったら、、?
今まで、お金をたくさん稼ぐけど、周りとの繋がりが希薄で、孤独な人たちもたくさん見てきた。
一方で、今にも倒れそうな平屋に住んでいながらも、笑顔で仲のいい家族で幸せそうなフィリピンの街の人たち。
とても考えさられた旅だった。