こんな疑問に答えます。
私は現在脱ステ4年目になりますが、この4年間で食事にはとても気をつけてきました。
今ではほとんど痒みもなく、肌も回復し快適に日常を送れていますが、今でも忙しくて食事がおろそかになると、肌は悪化することは身をもって体感しています。
本記事では、脱ステロイドやアトピーから回復するための、大切な食事の考え方について話します。
体を老化させるものを避ける
アトピーや脱ステロイドから回復するということは、真の健康体になっていくということ。
つまり、人間が元気に若々しくいれることを体に取り入れたり、実行することは結果として回復に繋がっていきます。
体を老化させるもの=体が処理するのに負担がかかったり、エネルギーを消費してしまうものなので、これらのものを避けていくことで、その分、炎症や脱ステ回復のエネルギーに回して行けるようになります。
人間を老化させるもの3つ
老化の大きな原因は3つです。
- 抗光化
- 抗酸化
- 高糖化
1つずつ詳しく見ていきましょう。
抗光化
紫外線、ブルーライトは、人間の肌を老化させる原因となります。
スマホ本体にブルーライトカットの画面プロテクターを貼ったり、外出時には日焼け止めを塗るようにしてカットできる範囲でなるべく対策していきましょう。
日焼け止めは、日常生活に使用する分であれば、SPF15もあれば十分効果を発揮してくれます。
抗酸化
大気汚染、残留農薬、化学物質の過剰で起こる活性酸素が肌を傷つけます。
活性酸素を除去することで、肌が回復するのは、私自身体感してきました。
活性酸素を減らすには以下のものがおすすめです。
抗酸化効果の高い果物や野菜の摂取をすること
野菜に含まれるフィトケミカルは活性酸素除去に大きく活躍してくれます。
パプリカ、カボチャ、ブロッコリー、人参、モロヘイヤ、ほうれん草など
緑の野菜や、なるべく色の濃い野菜を摂取するようにしましょう。
水素風呂
水素はダイレクトに活性酸素と結びついて、除去してくれるので、抗酸化作用抜群なのです。
私は、脱ステ渦中の滲出液が酷い時などに水素風呂に入ると、風呂上がりは痒みが減ったり、肌の黒ずみが薄くなって白さが出たり…と即効性を体感してきました。
脱ステ4年目の今でも活性酸素対策のため、水素風呂は続けています。
高糖化
糖化とは、炭水化物に含まれる糖質がタンパク質と結びつくことをいいます。
糖化は、あまり知られていないかもしれませんが、実は人間の体を老化させる大きな原因の1つなのです。
抗光化対策や抗酸化対策もアトピーや脱ステ回復には大切ですが、今回はもう少し詳しく糖化についてみていきましょう。
健康的な体をつくっていくには体を糖化させないことが重要!
人間は、水分以外の体の43パーセントはタンパク質でできています。
体が糖化すると、タンパク質が変成してAGEという物質が作られます。
このAGE、一度生まれると元のタンパク質と糖質に戻ることはないのです!
代謝もされますが、年齢とともにどんどん蓄積、増加してきます。
AGEの蓄積を起こす食べ物
- 砂糖、ピザ、ラーメン、パスタ、うどん、ご飯、じゃがいもなどの糖質
- 特に多いのは、ソーセージ、ピザ、ベーコン、焼いた肉、フライドポテト、ポチとチップス、チーズ
(このうち、ソーセージは最もAGEを蓄積するので食べ過ぎ注意!)
食べ物に含まれるAGEが口から入り、この約10パーセントが代謝されずに対内に蓄積されて糖化を促進していきます。
上記の食べ物の摂りすぎには注意したいところです。
AGEは焼く、炒める、揚げるという高温の調理法で爆発的に増える
上記の食べ物の摂りすぎには注意したいところですが、調理方法にも要注意です。
AGEは焼く、炒める、揚げるという高温の調理法で爆発的に増えるので、なるべく『茹でる、煮る、蒸す』といった方法で調理することがおすすめです。
脱ステにおいても、この調理方法は大切ですね。
変な油を摂らないことが、体内の炎症を起こさないことに繋がっていきます。
AGEの蓄積により起こる体への様々な症状
コラーゲン架橋がAGE化すると悪玉架橋となりシミタルミくすみの原因になったり、起きる場所で起こる症状が変わります。
そうすると肌への影響以外にも、様々な部位に影響してきます。
髪→脱毛、くすみ
血液→糖尿病
血管→動脈硬化
骨→骨粗相
脳→アルツハイマー
またAGEは骨がもろくなる原因にもなったり、血管が老化し、がん細胞の発生や白内障の原因にも繋がります。
糖化しない食べ方
糖化は高血糖のときに起きやすいので、血糖値上げやすいGI値の高いものや精製された炭水化物を避けること。
NG→うどん、白いパン、白いパスタ、白砂糖、ぶとう糖果糖液糖、白いご飯など
OK→代わりに玄米、そば、玄米麺、全粒粉、本みりんなどを使用する(これらも食べすぎると意味ないので注意)
また、糖の吸収を妨げるため、食前にお酢を飲むことも有効です。
最初に野菜、海藻から食べることも血糖値を上げないためにGOOD!
糖化しないために取り入れたい生活習慣
- 食後の散歩
- 筋トレ
- 紫外線はAGEを増やすので注意
- ストレスと睡眠不足に気をつける(睡眠不足は糖の代謝が悪くなる)
- ストレス発散(ストレスは交感神経に、血糖値を上がりやすくさせ、AGEを増やす)
日々のコツコツした健康的な習慣の積み重ねがアトピーや脱ステロイドからの回復につながる
よくアトピーが1ヶ月で治るとかネットで書いてアトピーグッズの販売など見かけることがありますが…
アトピーはもちろん、脱ステロイドに関しては残念ながら、数ヶ月で回復していくケースは本当に稀です。
(変な希望を持たせたり、不可能なことをこのブログでは書きたくなく、私自身が調べたり身を持って体験してきた事実に基づいてお伝えしたいので、ショック受けた方いたら、ごめんなさい!)
基本的にステロイドは何年も使用している人がほとんどなので、これらを辞めて薬なしで機能する体をつくっていくには最低でも2年、本当にエネルギーが回り始めるには3年かかると思います。。
本当に長く苦しい期間になるのですが、体はゆっくりでも確実に治そうと頑張ってくれています。
内臓機能、糖代謝、デトックス機能といった体の仕組みを地道に良くしていくことが、回復のポイント。
私自身4年にわたる脱ステロイドの壮絶な経験を通して、健康的な習慣が身についたので、多分歳とっても変な病気にかからないんじゃないかという謎の自信があります笑
少しずつ、コツコツやっていきましょう。必ず回復します。