こんにちは。パワースポットを後にし、その後もどんどん歩いていきます。
見渡す限りひたすら岩の褐色と、澄み切った青空のコントラストが、とても綺麗です。
岩の表面は乾燥していてざらざらしています。
朝日や夕日によって、表面の色の見え方が変わります。
岩には鉄分が含まれていて、それが空気に触れて酸化することで、このように赤く見えるそう。
少し進むと、なにやら岩がえぐられたように型どられ、屋根のようになっている場所が。
ここは数万年前にアボリジニたちが住んでいたところだそう。
よく見ると、表面に壁画が残されています。
マイクが壁画の意味を説明してくれます。
私たちのように書き文字を持たないアボリジニたちは、このように記号のような表現方法によって伝え合っていたそう。
ここにカンガルーがいるよと仲間に知らせたり、子供にストーリーを話したりするときに
使っていたとのこと。
この◎のようなサインは水を表しているようです。
その他、壁画に使われる記号には、蛇やアボリジニ達の武器であるブーメランなどといった意味を表すものがあります。
この地区は、保護のため、民間人が立ち入り禁止のエリアも存在し観光で入れる場所は一部分。
面白いのは、男のエリアと女のエリアというものが存在し、それぞれの性別の人しか入ることのできないエリアがあるそう。
また、写真禁止の場所も。
なので、目にすることができない壁画も多く残されていそうですね。
マイクによると、今となっては、100%純粋のアボリジニはいないみたいで
シティに住むアボリジニたちの子供も第一言語が英語になってきたりしていますが
この辺りでは、親が子供にアボリジニ語を教えたりしているようです。
それにしても、こんな砂漠の乾燥地帯で、数万年前からここに人類が住んでいたと考えると、驚きです。